生まれてこなければよかった命はない
生まれてこなければよかった命はありません。
生まれた時点で、すべての子供たちは生きる権利を平等に持っています。
生存権と呼ばれるものです。
生存権は、人間が人間らしく生きる権利のことです。
生存権は、不偏的な権利であり、他の何よりも最も最上位に来るものです。
どの国にも生存権に関する法律はありますが日本では憲法25条に次のように定められています。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない
日本では憲法により生存権が保障されていますが、憲法以前に人間が持っている普遍的な権利です。
健常児も障害児も生存権は平等にあり否定することはできません。
障がい児について考えてみましょう。
障がいを持って生まれたのは、その子供のせいではありません。
障がいを持って生まれたばかりに人間らしく生きることを否定されることがあってはなりません。
もし、自分が否定されたとしたらどうでしょうか。
自分にも生きる権利はあると思うでしょう。
みんなどの人も同じように人間らしく生きたいと思っています。
その思いには優劣はありません。
私は、あの人よりも生きる権利があるといったことはあり得ません。
生きる権利は平等です。
よくある間違った意見
よくあ間違った意見です。
障がい者は社会のコストという意見
もし、自分に向けて社会のコストと言われて納得する人はいないと思います。
もしかしたら、明日、交通事故などで障がい者になるかもしれません。
そうなった場合も、社会のコストと言えるのでしょうか。
自分に置き換えて考えてみれば分かることです。
決してコストと考えるべきではないでしょう。
障がい者は不幸であるという意見
不幸かどうかは、本人が決めることです。
障がいを持っている=不幸と決めつけている人が多いのではないでしょうか。
ダウン症のある人の90%は幸福と感じているという調査結果があります。
障がいを持っていることが不幸ではないのです。