以前、てんかん発作による自動車事故が相次いでありました。
この自動車事故以来、「てんかん」=「自動車事故を起こしやすい」というレッテルが貼られてしまったように感じます。
てんかん発作で自動車事故が起きたことは事実だとしても、「てんかん」を持っている方が全て自動車事故を起こす訳ではありません。
「てんかん」を持っていても必ずしも発作が起きる訳ではないのです。
そのため、発作が5年以内に起きていない方で今後も起きる恐れがなければ運転免許証は取得できます。(他にも条件はあります)
しかし、世の中の人は、「てんかん」を持っている全ての人が自動車事故を起こす予備軍として考えてしまうのです。
「てんかん」を良く知らないからです。
これは、典型的な障がいに対するレッテル貼りです。
また報道も事件、事故があった際、容疑者が持っている「障がい」を必ず強調します。
これは問題です。
先日、新幹線で事件がありましたがこのときも同様です。
そしてこの報道により、何も知らない人たちに「〇〇障がい」=「△△」というレッテル貼りが出来てしまうのです。
仮にその障がいが原因であったとしても、障がいを持っている人が全て同じではないことも一緒に報道して欲しいところです。