「注文をまちがえる料理店」は、去年(2017年)、六本木に期間限定でオープンしたお店です。
カフェやビストロとして人気のお店を借りてオープンしたそうです。
店のウエイターは、認知症を抱える人たちです。
メニューには、3種類の料理があり、その中から選ぶそうです。
なんともユニークなお店です。
認知症の人にも働く場を作るという意味で素晴らしい発想だと思います。
引用記事 話題の「注文をまちがえる料理店」一般公開!笑顔あふれる空間を支える仕組みとは
注文はやはり間違えるようですがそこはご愛嬌です。
中には、自分がウエイターであることを忘れた方もいたそうです。
この企画を考えた方は、テレビ局ディレクターを本業とする小国士朗さんです。
きっかけは、撮影で訪れた認知症の方が共同で生活するグループホームだそうです。
撮影の合間に入居者から食事を振舞われたそうですが、ハンバーグのはずが餃子が出てきたそうです。
間違っても、入居者の方は、お構いなく食べていたそうです。
間違いも、その場にいる人たちが受け入れれば間違いでなくなると思ったそうです。
そのときに「注文をまちがえる料理店」が頭に浮かんだそうです。
書籍にもなりました。
この書籍には、認知症を持った方をウエイターなどに採用したお店を企画した理由や認知症の方々のお話も載っています。
この「注文をまちがえる料理店」は、認知症の方の理解にも一役買っていると思いました。
書籍を読まれた方の書評を読むとどの方も心が温かくなったと書かれています。