「ムーちゃんと手をつないで~自閉症の娘が教えてくれたこと」という漫画を書評をたまたまネットで見て読みたくなり、購入しました。
この漫画を読んで思ったことを書きます。
生まれたわが子の将来にいろいろ夢を膨らませていたはずが、
他の子たちとの成長の違いに気付き、戸惑う母親。
悪気はないが障がいについて心無い言葉を言うママたち。
現実逃避し、障がいを受け入れることができない父親。
母親と父親の気持ちがすれ違っていき、壊れかけていく家族。
でもすれ違っていただけで子供を思う気持ちは同じであることに気付き、一つにまとまる家族。
恐らく、自閉症だけでなく、障がい児を持つ親であれば誰もが経験することがこの漫画には書かれています。
妻は、この漫画を読んで涙が出たそうです。
私も読みましたらとても共感しました。
うちもそうだった、みんな同じ経験をしているんだと思いました。
そしてとても前向きにさせる内容だと思います。
この漫画に励まされた方は多いのではないでしょうか。
作者は、みなと鈴さんです。
みなと鈴さんのお子さんも自閉症です。
自ら体験されたことを漫画にされたようで当事者でないと分からないことがよく描かれていると思います。
まだ1巻目ですが、これ以降のストーリーも興味深い内容になると思います。
障がいに関係のない人にとっても、障がい児が生まれた家族について良く知ることができる漫画であると思います。
是非、障がいがあるなしに関わらず、読んで欲しい漫画です。
そして障がい児を持つ家族に対する理解が深まることを期待しています。
そして接し方についても考えて欲しいと思います。
悪気が無くても軽い気持ちで言った言葉に家族は傷つています。