自閉症とダウン症の違いは何でしょうか。
知っている人は、違いとか比較することに意味があるのかと思うかもしれません。
しかし、一般の人の認識は、自閉症とダウン症の違いについてよく分からない、そもそもよく知らないという人が多いと思います。
そこで自閉症とダウン症の違いについて説明することにしました。
症状の違いから説明します。
かなり大雑把ですが自閉症の子供は、一部の知的能力が遅れて一部の知的能力は優れているところがあるのに対して、ダウン症の子供は、程度にバラツキがありますが知的な遅れがあると一般的には言われています。(必ずしも全ての子供に当てはまる訳ではありません)
自閉症の具体的な症状は、
- 言われたことが理解できなかったり、
- 言葉が遅れたり、
- 感覚が鋭すぎたり、
- じっと出来なかったり、
- 自分が思った通りにならなかった場合、感情が荒れたり、
といった症状がありますが、記憶力はかなり良く、一度行った場所を覚えていたりします。
ダウン症の具体的な症状は、
- 全般的な知的な遅れ
- 特徴的な顔立ち(平坦な顔立ちなど)
- 先天性心疾患があることもある
といった症状があります。
性格は、人懐っこい子供が多いようです。
出生率の違い
ダウン症は、1000人に一人と言われていますが、自閉症の方は、100人に一人と言われてます。
自閉症の方が多いようです。
原因による違い
ダウン症は、23番目の染色体が通常、2本のところ、3本になっていることから、ダウン症に関するさまざまな症状が起きます。
一方、自閉症は、先天的な脳の機能異常が原因とされていますが、実は詳しいことはまだ分かっていません。
分かる時期
ダウン症は、生まれてすぐに分かることがほとんどです。
しかし、自閉症は分かりにくいため、3歳くらいまでに分かることが多いようです。
最後に
このように自閉症とダウン症には様々な違いがあります。
障がいといっても、自閉症、ダウン症以外にもさまざまなものがあり、一括りにはできないものです。
それぞれの違いについて私たちは学ぶ必要があります。