Twittterを見ていたところ、ダウン症に関するツイートが多くリツイートされていました。
内容は、NHKの番組で放送された油絵作品を作るダウン症のある男性についてです。
おそらく「おはよう日本」で紹介された以下の番組だと思われます。
産んでくれてありがとう”個性あふれる油絵作品で見る人を魅了する愛媛・今治のダウン症の男性の活動
ツイートの主の主張は、次の通りです。
NHKでダウン症の男性がヒトの心動かす油絵を描くとやってる。
それをいう必要あるかなー?といつも思う。才能にダウン症関係ない。花粉症とか高血圧とかならたぶんわざわざ言わないんだろう。障害持ってると付け加えるのって「障害があるのにこんなこともできる」とか上から目線に聞こえる。— けこにゃん (@okeiko66) 2019年4月14日
現時点、1,700件以上のリツイートがされています。
「障がいがあるのにこんなこともできる」という上から目線が気になるようです。
このツイートに賛同する意見もあれば、悪い気はしないという意見もあり、両論があるようです。
以下は、私の個人的な意見です。
まず花粉症と高血圧と才能はまったく関係ないため、あえて花粉症の〇〇とか高血圧の〇〇ということで何かアピールできる訳ではないでしょう。
そのため、花粉症、高血圧とダウン症は同列には語れないと思います。
しかし、障がいとなると話は別です。
その障がいの内容にもよると思いますが、絵を描くことが困難かもしれません。
そうなると「障がい」+「特技」は、アピールできるポイントになります。
ここで「障がい」+「特技」から「障がい」を取った場合、それでもアピールできるでしょうか。
その特技が健常児を含めてどのくらい凄いことかにもよるでしょう。
もしかしたらアピール出来ないかもしれません。
アピールできないとしたら、ニュースにはしにくいでしょう。
では、「障がい」+「特技」という表現には問題ないかどうかという点について考えたいと思います。
ツイートの主の主張は「障がいがあるのにこんなこともできる」という上から目線ではないかということです。
「障がい」+「特技」という表現は、次のようにいろんな意味にとらえることができると思います。
①障がいがあるのにこんなこともできる(ツイートの主の主張)
②障がいを乗り越えてこんなことができるようになった
③凄い人がいた、その人はたまたま障がいを持っていた
私はどちらかいとうと②の意味で捉えていましたが、①のように捉える人もいるということを今回のツイートで知りました。
たしかに①は上から目線になりますが、②は上から目線ではなく、敬意を込めた表現です。
今回のツイートの主の主張は、捉え方次第のような気がします。
特に日本人は美談が好きです。
②のように捉える人は多いのではないでしょうか。
テレビ局も②を狙っているように思えます。
ところで③は、車椅子の天才物理学者 故 ホーキング博士が該当すると思います。
ホーキング博士は、筋委縮性側索硬化症(ALS)という難病でした。
ホーキング博士の場合、筋委縮性側索硬化症(ALS)に関係なく天才です。
車椅子の~は、「障がいがあるのに」とか、「障がいを乗り越えた」とかという意味ではなく、トレードマーク的な意味合いで使われていたと思います。
車椅子とホーキング博士は切り離せないもので、車椅子を含めてホーキングなのです。
例えばダウン症の天才書家 金澤翔子さんの場合の「ダウン症の」は、まさにトレードマーク化しているのではないでしょうか。
そういう意味では、金澤翔子さんとダウン症は切り離せないものになっていると思います。
私の意見を述べましたが、ここで皆さんにアンケートを取りたいと思います。
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