人は、必ずどこかに適正があると私は思います。
誰でも得意なもの、不得意なものがあると思います。
でもほとんどの人は、自分は何か得意なのか、何に適正があるのか知らないのではないでしょうか。
知っているという人は、とてもラッキーな方です。
私たちの早希ちゃんは、今のところ、何が得意なのか、何に適正があるのかは分かりません。
以前は、絵を描いていましたが、今は、一日中、iPadでYouTubeを観ています。
絵画教室に行きましたが、周りには絵が得意なダウン症児がたくさんおり、早希ちゃんが特にうまいという訳でもありません。
このようなことをダウン症専門医に相談したところ、陶芸がよいのではないかと勧められました。
早希ちゃんは、工作などが大好きです。
もしかしたら、陶芸に興味を示すかもしれません。
そのうち、陶芸教室に通ってみようかと考えています。
凄い才能を発揮するかもしれません。
ところでダウン症専門医が陶芸を勧めたのには、ただ早希ちゃんが工作が好きだからではありません。
ダウン症を持った人も将来、自分で稼いで自立することが望ましいと思います。
ダウン症を持った人には、書道、絵画、音楽で才能を発揮した人がたくさんいます。
そういった才能を持った人が多い分野では、芽を出すことは難しいでしょう。
では、陶芸の分野はどうでしょうか。
ダウン症を持った人で陶芸の作品を作っている人はいます。
しかし、陶芸の作品にはいろんなものがあり、まだまだ入り込める余地はあります。
早希ちゃんが作る陶芸が認められたらどうでしょうか。
早希ちゃん自信にとってアイデンティティとなるのではないでしょうか。
それで稼げるようになったら、自立も可能でしょう。
ダウン症専門医は、ダウン症を持った人に自立して欲しいと思っています。