ダウン症児の面倒を見る役割を与えられた子についてです。
普通学級にダウン症児など障がいを持った児童がいる場合、学校の先生はその児童を見る役割を他の児童に与えることがあります。
ほとんどの場合、面倒見がよい優しい子に役割を与えると思います。
以前、ダウン症児の役割を与えられたことがある人からコメントを頂いたことがあります。
面倒見がよい優しい子なので、外から見ると仲良くしているように見えます。
しかし、本心はどうなのでしょうか。
私が頂いたコメントは、本当は苦痛だったと書かれていました。
ダウン症児を押し付けられたというネガティブな感情から、ダウン症児が嫌いになってしまったようです。
ネット上でも同じような書き込みを最近見ました。
ダウン症児の面倒を見る役割を与えられると、いつもその子のそばにいなくてはいけません。
他の子と遊びたくてもできません。
学校のイベントでもいつも一緒です。
このように面倒を見る役割を固定化されてしまっているようでした。
他にお願いできる児童がいないからでしょう。
このように押し付けることは好ましくはないと思います。
早希ちゃんが小学校の普通学級にいたときは、妻が早希ちゃんのサポートをしていました。
そして早希ちゃんは、自分でできないことがあると他の子が自発的に気づいてやってあげたりしていました。
このように子供が自ら支援するということが本来の姿であると思います。