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見た目問題とは
見た目問題とは、Wikipediaによると次のように定められています。
見た目問題とは、顔や身体に先天的や後天的な見た目(外見)の症状を持つ当事者が、その見た目がゆえに直面する問題の総称。
見た目問題という言葉が定着しつつありますが、2008年頃から言われ始めた言葉のようです。
特定非営利活動法人マイフェイス・マイスタイルが提唱したようです。
見た目問題とは、先天的な疾患や交通事故などの後天的なものまで顔や身体に表れる特徴的な見た目から差別などを受けたり、心の問題を引き起こすといったものです。
日本に見た目問題を抱えている人は、100万人いると言われています。
見た目が違う人と結婚している人たち
見た目問題により、進学、就職、結婚において壁にぶつかることが多いようです。
そういう中で見た目が違う人と結婚している人たちがいます。
表参道駅で現在、写真展を開催しています。
10組のカップルの写真です。
11月22日の「いい夫婦の日」に因んだ写真展とのことです。
写真家の宮本直孝さんが自費で開催とのことです。
昨年は、ダウン症の子と母の写真でした。
- 「いい夫婦の日」写真展
- 日時:2019年11月18日(月)〜11月24日(日)
- 場所:東京メトロ表参道駅コンコース B3出口前
見た目問題をテーマにした本、映画
以前、次の記事でも紹介しましたが、石田祐貴さんは、トリーチャーコリンズ症候群という遺伝子の突然変異が原因でアゴが小さく目の外側が垂れ下がるなどの症状がある先天性の疾患を持っています。
その見た目問題に悩みつつも克服し、自ら世の中にこんな人もいることを知ってもらいたいと思い、マスコミに登場するようになりました。
「顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語」という本に登場します。
最近は、次の記事でも紹介しましたが映画にもなりました。
この映画では、見た目問題をかえる少年が顔を隠すために宇宙飛行士のヘルメットを被っていますが、いじめにも合いつつ、徐々に周りの子たちと心を開いていくというものです。
このように本、映画でも紹介されるようになり、一般的に知られるようになりました。
見た目問題の本質は、人の見る目の問題
見た目問題の本質は何でしょうか。
見た目という他の人との違う特徴を持っていることが問題なのでしょうか。
そうではなく、その人たちを見る人の目の問題です。
ダウン症も特徴的な顔つきのため、見た目問題に入ると思います。
ダウン症を持っている子供たちは何も悪くありません。
にもかかわらず、子供を外に連れ出しにくい状況があるように思えます。
なぜでしょうか。
ダウン症のある娘をじっと見つめられたことが多々あります。
聞こえないようにこころないことを言う人もいます。
こんなことが続くと人の目が気になって外に連れていけなくなってしまいます。
お子さん、お父さん、お母さんは何も悪くないのに。
いけないのは、人の見る目です。
このような状況を変えるためには、トリーチャーコリンズ症候群の石田祐貴さんのように知ってもらう、当たり前のように周りにいる世の中にするしかないのだろうと思います。
ダウン症を持った人たちは、最近、テレビによく登場するようになったため、世の中によく知られるようになりました。
特に金澤翔子さんは、貢献していると思います。
このように当たり前にいる状況が差別を取り除くのだろうと思います。