目次
1.みんなと同じでないといけない?
日本人は、みんなと同じであることに安心感を得ているところがあると思います。
私は小学校、中学校の時代からそのように感じていました。
少しでも変わった服装をしている、雰囲気が変わっている、しゃべり方が変わっている、考え方が変わっている人がいると排他的になる傾向があります。
極端な場合、いじめにもつながります。
日本人固有の特質かもしれません。
画一教育のせいかもししれません。
学校では先生が教えた通りの回答をしないと点数がもらえません。
このような長年の教育などの影響で日本人の意識の奥深い底に定着してしまったのかもしれません。
以前、読んだ「利己的な遺伝子」の中でも、種という同じグループを守るために他の種族を排他的になるといったことが書かれていたと記憶しています。
このような排他的なところが、差別の原因の一つであると私は考えています。
2.多様性を認めること
「みんなと同じでないといけない」意識から抜け出すためには、世の中の多様性を認める必要があります。
世の中、いろんな考え方の人がいる、違った趣味の人がいる、自分とは違うかもしれないけとその違いを認めることが必要です。
みんなと同じグループにいると世の中はすべてそのグループこそが標準であり、それ以外は標準外という間違った見方をしてしまいます。
別な言い方をすると多数派のグループの人たちは、少数派の人たちを異質であると間違った見方をしてしまいます。
そういった誤った意識が生まれないようにするためには、異なるグループの人たちとも接することであると思います。
そうすることで世の中の多様性を理解し、その多様性を認めることができるのではないかと思います。
少し抽象的話となってしまいましたが、例えば、普通学級において障がい児を受け入れるなどがそうです。
昔から障がい児は、養護学校(※)に隔離され、健常児から隔離されていました。
※以前は、隔離的な意味合いの養護学校という名称が使われていましたが、現在は、特別支援学校という名称が使われています。
このようなことをすると健常児たちは、普段、障がい児とは接していないため、障がい者に対してより排他的になることでしょう。
普段から一緒にいることが多様性を認める環境であると思います。
3.みんなと違うことは良いこと
みんなと違うということは、私は武器になると思います。
芸能人の中にもあまりに個性的であったため、子供頃、いじめにあったり、クラスの中で浮いていたりした人は多いようです。
子供の頃は、周りの理解がないため、苦しい思いをするかもしれません。
しかし、社会に出るとみんなと違うことが武器になるのです。
お笑い芸能人は、変わっていることが面白いのです。
変わった考え方は、新しい商品などの開発に役立つかもしれません。
私は、変わったところがあることは良いことであると息子にいつも言っています。
将来、絶対変わっていることが役に立つことがあると。