目次
1.健常者とダウン症のある人の幸せになるための道の違い
早希ちゃんは、ダウン症を持っています。
これからの人生、健常者であれば、中学、高校、大学受験があり、就職活動があります。
幸せになるためには、このような競争社会の中で頑張っていかなければなりません。
幸せになるのは、とても大変なことです。
競争社会で勝ち残っていくことだけが全てではありませんが、何かしら努力は必要です。
私はダウン症のある娘が生まれるまで幸せになるための道は健常者の道しか知りませんでした。
ダウン症のある人の中には、そのような道を進む方もいます。
でも早希ちゃんを含めてほとんどのダウン症を持った人は、健常者とは別な道を歩んでいます。
中学、高校、大学受験、就職活動とは無縁でしょう。
これは私の考え方ですが、ダウン症のある人は健常者とは幸せになるための道が最初から違うのだと考えています。
当然、ダウン症のある人の進学や就職を否定するものではありません。
しかし、ダウン症のある人のためのそういう道を国の社会福祉制度が用意してくれています。
そして良い成績を取るために頑張って無理に勉強する必要はありません。
私たちの早希ちゃんは、まだ言葉が言えず、字も書けません。
しかし、いずれは出来るようになると思い、今はあたたかく見守っています。
決してせかしたりはしません。
また他のダウン症の子と比較することもあまり意味がありません。
このようにダウン症児のペースに合わせた勉強をすればよいのだと思います。
2.幸せになるということはどういうことか
幸せになるということはどういうことか。
以前にも記事に書きましたが、会社の社員の7割が障がい者である日本理化学工業株式会社の社長が導師から聞いた言葉に集約されていると思います。
の4つです。
今は多様化しているため、すべてがそうではないと思いますが健常者であれば、勉強して中学校・高校・大学に入り、就職活動してサラリーマンとなるのが一般的です。
ほとんどのダウン症のある人はこれとは別な道を歩みますが、到達地点は同じなのだと思います。