平成 29 年 4 月 1 日~平成 30 年 3 月 31日の期間における障がい者の虐待数が厚生労働省から発表されました。
平成30年度都道府県・市区町村における障害者虐待事例への対応状況等(調査結果)
養護者による障がい者虐待 | 障がい者福祉施設従事者等による障害者虐待 | 合計 | |
H29年度の虐待者数 | 1570人 | 666人 | 2236人 |
H30年度の虐待者数 | 1626人 | 777人 | 2403人 |
増加率 | 3.4% | 14.3% | 6.9% |
擁護者による虐待は、3.4%増加となり、福祉施設従事者等による虐待は、14.3%増加となっています。
全体では、6.9%増加です。
上記のグラフでもわかるように全体の虐待者数は、右肩上がりとなり、増加傾向となっています。
特に障がい者福祉施設従事者による虐待が右肩上がりとなっております。
障がい者福祉施設従事者による虐待数を詳細にみると次の通りとなります。
身体的虐待が最も多く、52%となっています。
被害を受けた人は、知的障がいを持った人が多く75%です。
虐待した人については、生活支援者が最も多く42%となっています。
虐待による死亡者は、2名です。
どうして福祉施設従事者の虐待数が増加傾向にあるのでしょうか。
発生要因としては、教育・知識・介護技術等に関する問題が73%となっています。
担当されている方のスキルの問題のようです。
介護や福祉施設は人手不足であるようなので人材がなかなか集まらないのでしょうか。
さらに深く分析してみる必要がありそうです。