ダウン症児の歯の生え方は以下のような特徴があります。
- 乳歯の生え始めが遅れる
- 乳歯から永久歯への生え変わりが遅れる
- 細長い円錐状の歯
- 形が小さい歯
- 根が短い歯
- 歯の数が足りない
その他、下顎の成長が遅れるために反対の咬み合わせ(受け口)になることもあります。
また、ダウン症児の場合、歯周病(※)となる確率は高いようです。
※細菌に感染することで歯肉がはれたり出血する病気ことです。
10歳代で歯周病になり、20歳代で重症化することもあるようです。
ダウン症児は、歯の根が短いことが多く、歯周病によって早い段階で永久歯が失われることもあります。
歯周病の進行が原因で心臓弁膜症(※)という病気になることもあります。
※心臓には4つの部屋である「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」があります。
それぞれの部屋の間には弁があり、開閉することで血液を部屋から部屋へ送っています。
この弁の動きが悪くなると血液の流れが悪くなったり、逆流することがあります。
このような状況を心臓弁膜症と呼びます。
このような事態にならないようにするためには、定期的に歯医者さんにいって健診を受けることです。
参考文献