②ダウン症児の特徴

ダウン症児の歯の特徴、注意する点

ダウン症児の歯の生え方は以下のような特徴があります。
  • 乳歯の生え始めが遅れる
  • 乳歯から永久歯への生え変わりが遅れる
  • 細長い円錐状の歯
  • 形が小さい歯
  • 根が短い歯
  • 歯の数が足りない
その他、下顎の成長が遅れるために反対の咬み合わせ(受け口)になることもあります。 また、ダウン症児の場合、歯周病(※)となる確率は高いようです。

※細菌に感染することで歯肉がはれたり出血する病気ことです。

10歳代で歯周病になり、20歳代で重症化することもあるようです。 ダウン症児は、歯の根が短いことが多く、歯周病によって早い段階で永久歯が失われることもあります。 歯周病の進行が原因で心臓弁膜症(※)という病気になることもあります。

※心臓には4つの部屋である「右心房」「右心室」「左心房」「左心室」があります。

それぞれの部屋の間には弁があり、開閉することで血液を部屋から部屋へ送っています。

この弁の動きが悪くなると血液の流れが悪くなったり、逆流することがあります。

このような状況を心臓弁膜症と呼びます。

このような事態にならないようにするためには、定期的に歯医者さんにいって健診を受けることです。 参考文献

   

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