国際社会が認めていないにもかかわらずトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定しました。
エルサレムがイスラエル(ユダヤ教)とアラブ(イスラム教)のどちらに帰属するのかで揉めている解決が非常に難しい地域です。
そのためイスラエルの首都認定に反発が起きています。
ダウン症のあるパレスチナ人のムハンメド・タヴィルさんは、このアメリカの決定に抗議するため、2017年12月10日、ヨルダン川西岸地区のヘブロンに行ったところ、イスラエル兵士に拘束されたそうです。
ヨルダン川西岸地区のヘブロン
ヘブロンは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つの宗教の聖地となっています。
拘束されたときの様子がソーシャルメディアで広がり、大きな反発を招いたそうです。
ムハンメド・タヴィルさんは拘束後、釈放されましたが、国際ダウン症連盟の取り計らいにより、家族とともに現在、トルコにいます。
トルコでは、社会支援、心のケアなどが行われるそうです。
なぜ、元のパレスチナに戻さずにトルコに行かせたのか不明です。