例えば、結婚を考えている方の親族、兄弟にダウン症者がいたとします。
その方と結婚して子供を授かった場合、その子はダウン症になる確率は高いのか心配している方もいると思います。
結論から言うとそのような心配はする必要はありません。
ダウン症は完全に偶発的に起きるもので、家系的にダウン症になりやすい遺伝子があるとか、体質がある訳ではありません。
関係があるとすれば、子供を生むときの母親の年齢です。
一般的には1000人に一人生まれると言われていますが、母親の年齢が高いほどダウン症となる可能性は高くなります。
確率は以下のようになるようです。
- 20歳 1人/1667人
- 30歳 1人/952人
- 35歳 1人/378人
- 40歳 1人/106人
- 45歳 1人/30人
だから親族、兄弟にダウン症者がいるからといって、その方と結婚して子供を授かった場合、ダウン症になる確率が高くなる訳ではありません。
ただし、一部、例外があります。
ダウン症には、以下の3種類があります。
標準型21トリソミー型 全体の90~95%
モザイク型 全体の5~6%
転座型 全体の1~3%
転座型のうち50%は、両親のどちらかが原因となる遺伝子を持っているそうです。