私たちは、仕事、育児、人間関係など様々な場面で絶えずストレスを受けながら生活をしています。
世の中、ストレスがない人はいないでしょう。
目次
1.ストレスを放置すると
人は、ストレスによって自律神経が興奮状態となったり、ストレスホルモンが過剰な分泌されたりします。
そしてそのことにより様々な病気を引き起こすそうです。
ストレスを放置すると次のような病気を引き起こす可能性があります。
- うつ病
- アレルギー
- じんましん
- エコノミークラス症候群
- 胃炎
- 十二指腸潰瘍
- 胃潰瘍
- 脳卒中心筋梗塞
- 糖尿病
など
場合によっては死に至ることもあるため注意が必要です。
2.ストレスとはなに?
ストレスとは何でしょうか。
辞書によると以下のように定義されています。
《生体にひずみの生じた状態の意》寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や生体内の非特異的な防衛反応。また、その要因となる刺激や状況。
引用 goo国語辞典
ストレスという言葉は、もともとは物体に圧力を加えることでした。
圧力を加えることで物体に歪みが生じ、やがて物体は切断してしまいます。
人間も、外から刺激(圧力)を与えることで体に様々な反応(歪み)が起きます。
この反応(歪み)がストレスです。
そしてあまりにも刺激が多いと、心が折れてしまいます。
なお、外から刺激(圧力)は、ストレッサーと呼ばれます。
仕事、育児、人間関係などはストレッサーです。
3.ストレスチェック
以前、NHKスペシャルで「キラーストレス」の特集を行っていました。
次の関連サイトでストレスチェックが行えます。
キラーストレス「あなたを蝕むストレスの正体~こうして命を守れ」
少々、ご紹介すると以下のような項目の中で最近一年間の出来事をチェックしていくというものです。
- 配偶者の死
- 会社の倒産
- 親族の死
- ・・・・・
260点を超えると要注意です。
300点を超えると病気を引き起こす可能性がある段階です。
4.ストレスはなぜ起こるのか?
大昔、私たちの祖先がまだ狩猟を行っていた時代、獰猛な猛獣が周りにたくさんいました。
その獰猛な猛獣が目の前に現れた時、戦うか逃げるかを選択することになります。
このとき、人間の体は心拍数が上昇し、血圧があがり、戦う、逃げることの両方に対応する体制が出来上がるそうです。
これがストレスの反応ということです。
このようにストレス反応は、人間が生存するための機能です。
この機能が現代においても人間の体に残っています。
現代においては、獰猛な猛獣のかわりに不安、恐怖がストレス反応を引き起こします。
5.ストレスを悪化させる仕組みは?
私たちのストレスには、2種類あるそうです。
「頑張るストレス」と「我慢するストレス」です。
「頑張るストレス」は、体に対するストレス反応が強く、「我慢するストレス」は、心に対するストレス反応が強いそうです。
この体と心に対するストレスが溜まっていったとき、脳が蝕まれて心の病になるそうです。
このストレスが溜まる(悪化させる)仕組みがだんだん分かってきました。
実は、このストレスは私たちの記憶力と想像力が作り出しているそうです。
例えば過去に起きた嫌な記憶を何度も思い出すことや、これから起きるかもしれない不安を繰り返し想像してしまう。
このようなことがストレスを増大させてしまうそうです。
この状態をマインド・ワンダリング(心の迷走)と呼ぶそうです。
6.ストレス解消法~コービング
ストレスを解消する方法の一つでコービングというものがあります。
コービングは以下の手順で行います。
- ①ストレスを解消する効果的な対策を100個あげます。
- ②実際にストレスを感じたとき、そのストレスがどういうもの何かを観察します。
- ③実際にストレスがあったとき、100個の対策の中からそのストレスに対応した施策を実施します。
- ④施策を実施した結果、ストレスが解消できたかどうかチェックします。まだストレスがあったら別な施策を行います。
このコービングの手順を繰り返すことがストレス解消につながるそうです。
ちなみに私のコービングの例です。
- ①朝、クラシック音楽を聴く
- ②温泉旅行に行く
- ③ドライブする
- ④美味しいものを食べる
- など
以上のことは、下記の書籍に詳しく記載されています。