昔は幼児期に合併症で命を落とすお子さんが多かったため、ダウン症者全体の平均寿命を押し下げていました。
昔は40%程度のダウン症者が10才以下で亡くなっていたそうです。
そのため短命と言われていました。
短命の原因となっているは合併症です。
合併症には以下のものがあります。
種類 | 割合 | 主な疾患 |
心臓系 | 40%〜50% | 心房中隔欠損症など |
消化器系 | 3〜8% | 二指腸閉塞なと |
心臓系の疾患で亡くなるダウン症者が多かったようです。
今も心臓系の疾患で亡くなる場合がありますが昔よりは減少しています。
また昔は合併症をあえて治療をしなかったこともあったようです。
しかし、現在は医学の進歩により合併症も根治できるようなり、亡くなるダウン症者が少なくなりました。
外国では、ダウン症者の平均寿命は58.6 歳でとなっており、また、ダウン症者の25%は約63歳まで生きていらっしゃるようです。
また、日本人のダウン症者の平均寿命は、50歳を超えているそうです。
現在(2017年)、ダウン症者の最高齢は、ロンドンに住むジョイス・グリーンマンさん87歳だそうです。
ギネスブックに認定されています。
健常者の寿命に近づいているように思います。