初めての場所でダウン症をもった娘を他の人に紹介する際、「ダウン症があります」というべきかどうか迷うことがあります。
「ダウン症があります」といったとたん、場が静まり返るでしょう。
また、あえて「ダウン症があります」と言うのも唐突で不自然な感じがします。
紹介するときに、「うちの家族に病気の人がいます」とは言わないことと同じです。
でも最初に伝えておいた方が後のことを考えると楽だと思うため伝えたいところです。
できれば自然な会話に流れで「ダウン症を持っている」ことを伝えたいところです。
しかし、自然な流れでダウン症の話にはなかなか持っていけません。
さてどうするか。
私なら明るくさらっと「うちの娘はダウン症なので発達がゆっくりです」という言うでしょう。
「発達がゆっくりです」の方を強調して「ダウン症」をおまけに伝えます。
ダウン症がよく分からない方も、発達がゆっくりだと思ってもらえれば良いと思います。
伝える相手によって伝え方も異なります。
伝える相手には以下のケースがあると思います。
- ①友人
- ②学校の保護者
- ③会社の同僚
- ④子供のお友達
- ⑤初対面の人
友人、学校の保護者であれば、子供も接する機会があるため、ダウン症であることを伝えます。
会社の同僚であれば、子供と接することは基本的にはないため、ダウン症とは言わず、障害を持っている程度に伝えています。
子供のお友達の場合、ダウン症と言ってもよく分からないと思うため、「生まれつき他の子よりゆっくりなんだよ」と伝えます。
初対面の人であれば、ケースバイケースですが、障害を持っていることもあえて言いません。
以上、私たちの場合の伝え方ですが人それぞれだと思います。