ドイツのボン市のドイツ連邦共和国美術展示館において2016年の秋から2017年の春にかけて、ダウン症をテーマとした展覧会「タッチダウン」が開催されました。
ダウン症をテーマとした展覧会は、世界初だそうです。
展覧会は、ダウン症の歴史、ダウン症の名称の由来であるダウン医師の仕事、ナチスの優生思想の悲劇などについて、SF(サイエンスフィクション)コミック仕立てでダウン症の宇宙飛行士が案内役として紹介しています。
ダウン症のある人達が展覧会の企画に参加したり、ダウン症者であるアーティストの作品も展示されています。
反響が大きいそうでドイツ各地で巡回するそうです。
この展示会の良いところは、アミューズメント的な要素を含めたコミック仕立てにしたことで、単にダウン症の歴史を堅苦しく紹介するのではなく、誰にでも楽しみながらダウン症について学べる点です。
企画に参加したダウン症のある人達もアイデアを出したそうです。
先日、金澤翔子さんの書展に行きましたが、ダウン症をメインとした展覧会や演奏会などは、今後、増えていくでしょう。
世の中の人たちにダウン症を知ってもらう良い機会であると思います。
日本でも展覧会「タッチダウン」のような誰でも楽しめる企画があったらいいですね。