ダウン症のピアニスト、越智 章仁さんは、昭和52年3月生まれです。
ダウン症と診断されたのは、3歳のときだったそうです。
父親は、越智 章仁さんが8歳のとき、ガンで若くして亡くなっています。
9歳のとき、名古屋音楽大学卒のピアニストである母親にピアノを教わりました。
越智 章仁さんは楽譜が読めないため、母親が弾く曲を耳で覚えたそうです。
ピアノの才能はここで開花しました。
10歳の頃、相生市において最初のコンサートを開催しています。
それ以降、全国各地で演奏会を開催しています。
平成6年に自作した曲が身体障害者スポーツ大会にテーマ曲に選ばれます。
国際ダウン症会議、愛知万博「愛地球博」でも生演奏も行ったそうです。
20歳の記念にCD「海のように」を発表しました。
この曲は、父親の思い出をもとにしたものだそうです。
なお、越智 章仁さんが演奏する曲は、即興のため楽譜がありません。
そのため、演奏するたびに曲が変わるそうです。
私立の作業所「ほっとハウス」に通いながらピアニストとしての活動を行っているそうです。
記念CD「海のように」は、ほっとハウスから発売されました。
現在は、3枚目のCD「心の花束」が発売されているようです。
ほっとハウス
- ほっとハウスとは、知的障がい者の作業所です。
- 仕事としてパン、クッキー、ケーキを手作りしたり、コンサートを開催したりしています。
越智章仁さんが演奏している動画がありますので是非、ご覧ください。
越智章仁さんが作曲し、演奏している「春」という曲です。
とても素晴らしい演奏です。