昨日(2018年4月21日)、ダウン症のある6人の女性の音楽グループ「COSMOS(コスモス)」の「さよならコンサート」がありました。
30年間、演奏会を続けたそうです。
メンバーは、30歳から52歳の6名です。
メンバーの高齢化で体力的に苦しくなってきたこともあり、今回の演奏をもって休止することになりました。
メンバーは、「ホーム塩屋」の通所者です。
「ホーム塩屋」は、鈴木 都(すずき みやこ)さんが開設した作業所です。
鈴木 都さんの長女もダウン症を持っているとのことです。
鈴木 都さんは、アメリカで暮らした経験から日米の障がい者に対する取り組みの違いに気づきました。
日本に帰国後の1983年、神戸市垂水区において作業所「ホーム塩屋」を開設しました。
そして1989年に鈴木 都さんは、音楽グループ「COSMOS(コスモス)」を結成させました。
それ以降、演奏会の回数は、150回以上にもなります。
海外(カナダ)でも演奏会を行っています。
最初は、30分以上の練習も困難だったそうですが、月2回の練習の成果もあり、上達したそうです。
1995年の阪神・淡路大震災のときは、メンバーの自宅が被害に遭い、音楽活動は休止しましたが1年後には再開しました。
最後のコンサートは、ハンドベルなどでディズニーメドレーを演奏したそうです。
今回で休止となりましたが、鈴木 都さんはどうしたら再開できるか考えていきたいと述べています。