次のように思っている人は多いと思います。
- 未だにダウン症を受け入れることができない。
- なんでうちの子はダウン症なんだろうと考えてしまう。
- 他の健常児を妬んでしまう。
- もし今からでも治せるなら治したい。
- 本当の自分の素直な気持ちが言えない。
- 素直な気持ちを行ってしまうと子供を否定してしまうことになってしまう。
- 他のダウン症児のブログを見ても共感できない。
- 他の母親たちと温度差があり孤独感を感じてしまう。
世の中、自分の子をすぐに受けれられる人もいれば、受け入れられない人もいます。
受け入れられないという方は、やはり健常児であって欲しかったという思いが大きいのではないでしょうか。
一方、すぐに受け入れられた人も悩んでいた時期はあると思います。
悩まない人の方が少ないのではないでしょうか。
同じダウン症がある子を持つ親でも考えていることは千差万別です。
私は違っていて当然だと思います。
参考になるかどうかわかりませんが、私たちの場合、3歳の長男がO157に感染して生死をさまよっていた時に、早希がダウン症を持って生まれてきました。
死ぬことに比べれば、すべては些細なことに見えてしまいます。
ダウン症と告げられたとき、驚きましたが受け入れたのは早かったと思います。
長男のことでそれどころではなかったので。
家族全員、長男の病気で精神的にかなり参っていました。
長男がO157に感染したときの闘病日記は、下記のサイトに書きました。
妻は今も当時のつらい気持ちが蘇るといって闘病日記は一度も見たことはありません。
長男(3歳)のO157感染・溶血性尿毒症症候群発症から奇跡の生還およびダウン症の娘誕生までの56日間
長男がいたICUでは毎日、重症、重体の患者が運ばれてきます。
ICUでは死は日常です。
待合室は、いつも重い空気が流れていました。
それに比べて出産がある産婦人科はとても明るく感じました。
暗い中にも娘の誕生は唯一、希望のようなものを感じました。
死ぬということに比べれば、ほとんどのことは受け入れられるのではないでしょうか。
とは言っても人それぞれ事情が違うため難しいところではいかと思います。