⑥就学

早希ちゃん、副籍で小学校に行く(女の子の言葉にジーンときました)

(久々に妻が書きました)

早希は、去年の9月から、副籍制度を利用して、月に1回地域の小学校に通っています。

この学校は、去年の3月まで通っていた学校です。

早希は、この学校に1~3年生まで通っていました(1年生の時は普通学級、2年・3年の時は特別支援学級)。

9月は、初回ということで朝の会の時に挨拶だけしに行きました。

なので、実際に始まったのは10月からです。

12月は、風邪をこじらせ、特別支援学校の方も休んでいる状態だったので、副籍交流もお休みしました。

そして、今日、1月の副籍交流に行ってきました。

10月からの副籍交流の内容は、4時間目が終わる12:20に学校に行き、一緒に給食を食べ、昼休みを過ごし、掃除をして、参加できそうなら5時間目も参加する、というような流れです。

今日は12:15頃学校に行き、1階の支援学級の前を通って3階の4年生の教室へ行こうとしたところ、支援学級の生徒&先生方に見つかり、「あ、早希ちゃんだ!早希ちゃんだ!」と声が聞こえてきました。

早希は、教室の前を素通りしていきましたが、お世話になっていた先生の前では立ち止まり、照れくさそうにした後、交流をしている4年2組の教室の前に行きました。

4時間目終了のチャイムが鳴ると、1年生の時に同じクラスだった女の子二人で出てきてくれて、「さきちゃん!!」と抱きついてきました。

そして、よく遊んでいた「こちょこちょごっこ」(早希は言葉がなかなか出ないので、体をくすぐり合って友達とコミュニケーションをとっていました)をして、「ここで給食食べよう!」と一緒に給食を食べる班のところに連れて行ってくれました。

担任の先生にあいさつをして、席に着きました。班ごとに給食を取りに行くのですが、早希も同じ班の子と一緒にお盆を持って、給食を自分で運びました。

今日のメニューは、「たこめし」「田舎汁」「「大根と豆の煮もの」「牛乳」でした。

早希は食べるのがとても遅いのですが、他にも遅い子が数人いて、昼休み開始のチャイムが鳴っても、しばらく残って食べていました。

遅い子は、自分で配膳室に片付けに行かなければならないのですが、早希はそれが嫌なのか、片付けずに遊びに行こうとしたので、他の子と一緒に早希をつかまえて、一緒に配膳室に行きました。配膳室でも素直に片付けず、わざと違うところにお箸や食器を入れたりしていましたが、それにも飽きたらしく、最後はちゃんと片付けました。やれやれ・・・

そして昼休み。4年生の下駄箱は、西昇降口にあり、私と早希が入れた下駄箱は東昇降口にあるため、私が取りに行こうとしたところ、早希が暴走し、見失ってしまいました。

こうなると、さあ大変。1~3階の教室、廊下など、早希が行きそうなあらゆる場所を探さなくてはなりません。

探して探して「どうしよう~」と思っていたら、支援学級の先生に「早希ちゃん、外で遊んでますよ」と笑顔で言われました。ということは、上履きのまま、外へ・・・

やっと見つけた時、昼休み終了のチャイムが。なんと、ブランコのところで、4年2組の子数人と担任の先生と遊んでもらっていました。

その後、みんなと一緒に教室に戻り、私が急いで戻った時には、ほうきを持って教室で掃いて(というか、遊んで)いました。そして、ほうきを持ったまま廊下に出て、4年生、5年生、6年生の教室のはしっこまで行って戻ってきました。

そうじの時間が終わり、5時間目。理科でした。難しすぎて、たいくつかと思いきや、今日の勉強内容が「冬の生き物」についてだったため、ビデオを見たり、校庭で見られる虫についての話だったり、おもしろい内容で、早希も興味を持って見ていました。

そして、5時間目が終わったところで、先生に挨拶をして下校しました。

前回の交流の時は、5時間目はなんと「テスト返し」。早希は何もすることがなく、クラスの子たちがテストを必死で直しているのを見ているだけでした。

「せっかくの月1回の副籍なんだから、もう少し違う授業(早希が参加できるもの)をしてくれてもいいのに・・・」と思ったことを、特別支援学校の特別支援コーディネータのN先生に少し話したことがあるんですが、

その先生がどうも副籍先の学校に言ってくれたらしく、今回はいろいろな配慮を感じました。

給食の時もさりげなく早希を手伝うよう、担任の先生がクラスに子に言っていたし、昼休みは担任の先生が率先して早希と遊んでくれていたようでした。やっぱり、黙っていては何も変わらないんだな、とつくづく思いました。

早希は、相変わらず言葉での交流はできないのですが、給食を食べている時に、「ねえ、早希ちゃんて話せるの?」と聞いてきた男の子に、1年生の時に一緒だった女の子が「話せるよ!時々何を言っているかわからないこともあるけど、ちゃんと早希ちゃん語を話しているんだよ」と言ってくれて、何だかジーンときました

1年生の時に一緒に過ごした時間は無駄ではなかったんだな・・・と思いました。

 

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