健常児である長男がお友達数人と一緒にいたときのことです。
障がいがある人がとても騒いでいました。
それを見た長男のお友達は、見てはいけないもののように目をそらしたそうです。
どうしたらよいのか分からなかったのでしょう。
そのとき、長男はこう言ったそうです。
「騒いでいるあの子は何か言いたいのかな?」
それを聞いた妻はとてもびっくりしたそうです。
長男は、決して目をそらさずに言ったのです。
長男は、少し感覚が他の子と異なっていることが多いですが、とても障がい者に対する先入観がない純粋な見方であると思いました。
決して考えて言った訳ではなく、思ったことをそのまま言ったようです。
後で妻が長男に上記のことを言うと「そんなこと言ったっけ?」と覚えていないようです。
長男にとっては特別なことではないので覚えていないのです。
長男の偏見がない言動にびっくりされられることは度々あります。
以前、重度の障がい者の人が電動車椅子に乗せられていました。
それを見ていた長男は、一言「あの車いすに僕も乗りたいな」と言いました。
息子は、電動車椅子の方に興味を持ったようでした。
自分も乗りたいと思ったようです。
偏見がないからこのような言葉が出てくるのでしょう。