うちのダウン症のある早希ちゃんは、人が泣いているときは一緒に泣き、落ち込んでいるときは頭をなでなでします。
とても優しく、思いやりがあり、いつもニコニコしています。
たまに悪戯をしますが、一緒にいるととても癒されます。
本当に生まれてきてよかったと思います。
早希ちゃんで良かったと思います。
しかし、障がいがあるため健常児よりも手がかかることも事実です。
健常児であれば、行く必要のない定期的な通院が必要だったり、日常生活においても親の手を借りなければできないことが多いです。
そこに葛藤があります。
楽しいと思うときと大変と思うときが交互にあります。
どちらかというと楽しい方が多いですが。
私たちは、早希ちゃんがまだお腹の中にいた時、出生前診断の話をしたことがあります。
あっさりとその場で結論が出ました。
もちろん、やる必要はないという結論です。
今でも間違っていないと思います。
先日、妻とダウン症児を育てることの大変さについて話しました。
その結果、出生前診断で中絶する人は責められないということでした。
ダウン症児はとても可愛いと思います。
この事実を知ってもらい、出生前診断で中絶する人が減ればよいと思います。
しかし、健常児以上に手がかかることを考えるとやはり責めることはできません。
以前、出生前診断についてアンケート調査を行いました。
その結果は、次の記事に書きましたが「どちらとも言えない」という回答が最も多い結果となりました。
葛藤があるためであると思います。
ダウン症児の可愛さを知らないまま出生前診断で中絶することは残念であると思いつつも育てることが大変であることも事実です。
そのため「結果としてはどちらとも言えない」を選択する人が多くなるのでしょう。
私たち個人としては「出生前診断はしない」という結論ですが、他の方にその結論を勧められるかというと話は別です。
もし私たちがこのアンケートに回答するとしたら「どちらとも言えない」を選択するでしょう。