ダウン症児は、健常児に比べるとさまざまな面で成長がゆっくりです。
健常児であれば、1年数か月もすれば歩けるようになります。
しかし、ダウン症児の場合、個人差がありますがさらに時間がかかります。
言葉も健常児であれば1年数か月もすれば喋られるようになります。
このようにダウン症児の成長はとてもゆっくりです。
私たちの早希ちゃんは、現在、9歳ですがまだ言葉を喋ることはできません。
数年前から成長が止まってしまったかのように言葉が出てきません。
このまま、大人になって喋れないのではないかと思うこともあります。
しかし、良く娘を観察すると喋ることはできなくても、言葉の理解はとてもゆっくりですが少しずつ進んでいます。
また、喋っていないように見えて実は、出している声が言葉のように聞こえることがあります。
例えば、洋服店に行った際、早希ちゃんが「イー」と言っていましたが、良く聞くと「カァ-イ-=かわいい」と言っていました。
本人は、言葉を言っているつもりでいます。
このように変化がないように見えても、実は少しずつ成長しているのです。
成長が止まっているように見えることがありますが、伸びしろ(※)はあるのだと思いました。
※能力を出し切っておらず、まだ成長する余地があること
ちなみに伸びしろは、健常児にも言えることです。
もう限界だと思っていても実は、まだ能力を伸ばせる余地はあります。
もう限界だと諦めないことです。