他の方のブログにダウン症育児について心が折れそうになると書かれていました。
次のような内容が書かれていました。
健常児が生まれてくるのが当たり前だと思っていた。
その子供の将来にいろいろと夢を持っていた。
でもその夢は砕け散ってしまった。
私たちの早希ちゃんの育児でも、心が折れそうになったことは何度もありました。
私たちの早希ちゃんの場合、他の子と比べて成長がかなり遅い方です。
今は心が折れそうになることはありませんが、以前、妻はかなり悩んでいました。
でも、たまに同じ年齢のダウン症児を見ては、比べてしまうそうです。
比べても意味はないと思っても比べてしまいます。
心が折れそうになることは、誰でもあるのではないでしょうか。
天才書家である金澤翔子さんのお母さんの泰子さんは、生まれた子が、もし男の子であれば日本一の能楽師に、女の子であれば日本一の書道家にしたいと思ったそうです。
しかし、生まれてきた娘がダウン症と知り、日本一の夢が断たれたと思ったそうです。
夢が断たれただけでなく、泰子さんは、一緒に命を絶つことばかり考えていたそうです。
でも、その後の金澤翔子さんの活躍は皆さんがご存知の通りです。
心が折れるのは、なぜでしょうか。
理由は、次のようなものがあると思います。
- 育児自体が大変なため
- 成長が遅いため
- 子供に対する夢が断たれたため
他にもいろいろあると思います。
でも考えてみると健常児であっても、育児は大変です。
大きな声で夜遅くまで泣き止んで寝不足になったり、他の子よりも成長が遅く悩んだり、少し大きくなったら受験に失敗したり。
悩みは、ダウン症であるかどうかに関係なくあるものだと思います。
ダウン症児、健常児と分けて考えることは意味のないことだと思います。
ダウン症の子は、成長は遅くても、いずれは立って歩いて、言葉を話して、健常児と同じように笑ったり、泣いたり、怒ったりします。
その子を見ていると、少しずつ成長していることが実感するはずです。
いずれ、少しの成長に喜びを感じるはずです。
その段階になれば、心が折れることはなくなるでしょう。