ダウン症がある子供が生まれるとほとんどの親は、「ダウン症の親の会」に入会すると思います。
「ダウン症の親の会」とは、ダウン症者の家族、支援者などが運営する任意団体です。
日本全国にあります。
この「ダウン症の親の会」に入会した際、最初に感じることは、先輩方がとても明るいということではないでしょうか。
ダウン症児が生まれたばかりの親は、まだ気持ちの整理が出来ていない状況だと思います。
なぜ明るく振舞えるのだろうか。
どうやって受け入れたのだろうか。
時間が経てば自分もそうなれるのだろうか。
いろいろと考えると思います。
以前、このブログで行ったアンケート調査では、ショックから立ち直るまでの期間は、子供が誕生してから平均5ヶ月のようですが、人によっては長くかかる人もいます。
記事 ダウン症告知のショックから前向きになるまでの期間は?(ドローターモデルによる独自アンケート分析結果)
とはいっても、「時間が経てば立ち直ることが出来る」という言葉はなかなか受け入れることは出来ないと思います。
とても不安でそこまで考えられないかもしれません。
ただ一つ言えることは、時間が経つとダウン症のある子供がいるということが日常になるということです。
日常になっても、やはり心の片隅にもやもやしたものは残っていることもあると思います。
また、もやもやしたものが全くなくなった人もいると思います。
「ダウン症親の会」の先輩たちは、そんな人たちなんです。
「ダウン症親の会」の新人の方々もやがて先輩パパ、ママとなり、やがては次の新人から「どうして明るいんだろう」と思われることでしょう。