夏になると長男がO157に感染したときのことを思い出します。
O157に感染したのは、長男が3歳のときです。
2007年7月の頃でした。
次のブログは、その時の闘病日記です。
長男(3歳)のO157感染・溶血性尿毒症症候群発症から奇跡の生還およびダウン症の娘誕生までの56日間
昨年(2017年)、惣菜店でO157の集団発生がありました。
残念なことに死亡者も出ました。
今年もO157が散発的に発生しています。
O157は、ニュースなどで食中毒として流れていますが、私たちが普段イメージする食中毒とは異なります。
O157の菌は、大腸の中でベロ毒性という猛毒を作り出し、ベロ毒素が血液中に入ると赤血球や血小板を破壊して行きます。
その時の血栓が腎臓につまり、急性腎不全になります。
脳に詰まると脳症となります。
これらは溶血性尿毒症症候群というO157の合併症です。
長男は、この合併症になりました。
ここまでくると命の危機です。
昨年(2017年)、亡くなられた方は、この溶血性尿毒症症候群という合併症になっていました。
長男の闘病日記のブログを見て頂ければわかりますが、入院は2か月ほどになり、家族は、毎日、子どもの命の危機を感じながら看病しなくてはなりません。
今から考えると良く助かったと思います。
決して対岸の火事ではなく、誰にでも起き得ることです。
予防方法としては下記の通りとなります。
食中毒予防の3原則
- 調理前に必ず手洗い(菌をつけない)
- 生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)
- 食材を中心まで加熱(やっつける)
引用 厚生労働省HP 腸管出血性大腸菌O157等による食中毒
特に小さい子供は重篤にやりやすいようです。
気を付けましょう。
※去年、私のブログを見たNHK、TBSの方から取材の申し込みがあり、あさチャンに出演させていただきました。