「マルコとパパ、ダウン症のあるむすこと ぼくのスケッチブック」は、ラテンアメリカ出身のイラストレーター・グスティによって書かれた本です。
マルコは、ダウン症を持って生まれました。
- 最初、受け入れることが出来なかった父親のグスティ。
- 何の問題もなく受け入れた母親のアンヌ。
- 世界一のとおとうとと言う長男のテオ。
- そしていつも楽しそうなマルコ。
父親、母親、長男、マルコのエッセイをユニークなイラストとともに描かれた、まさにスケッチブックのような本です。
書かれているエッセイは、とても愛情あふれるエピソードが詰まっています。
そして絵本のようにスラストは見ているだけで楽しくなります。
この本に書かれている次の言葉が私は好きです。
「うけいれる」とは、さしだされたものを、じぶんからよろこんでうけとることだ。
世界最大の児童書の見本市「ボローニャ・ブックフェア」が毎年、開催されますが、この「マルコとパパ」は、2016年のボローニャ・ラガッツィ賞の障害の本部門で最優秀賞を受賞しています。
この本は、ダウン症を持ったお子さんがまだ生まれたばかりの父親、母親に読んでほしい本です。