古い論文ですが、アメリカのテネシー州の保健局においてダウン症のある子供の家族における離婚率について調査が行われました。
1990年から2002年までの記録をもとにして調査をしたとのことです。
その結果、以下の通りでした。
- ダウン症のある子供の家庭の離婚率 7.6%
- 健常児の家庭の離婚率 10.8%
- ダウン症以外の先天性障害のある子供の家庭の離婚率 11.25%
参考論文
リチャード・C・アーバノとロバート・M・ホドプ(2007年)ダウン症の子どもの家族における離婚:母集団に基づく研究
ダウン症のある子供のいる家庭の方が離婚率が高いのではないかと思っていましたが、逆に健常児の家庭の方が離婚率が高い結果となりました。
この結果は、どう理解すればよいのでしょうか。
考えられることは、ダウン症児は育てやすいということが挙げられると思います。
他の障がい児に比べても育てやすい方ではないかと思います。
他に考えられることは、ダウン症児が生まれたことで夫婦の協力関係が強まった可能性もあると思います。
このような調査は、アメリカだけでなくブラジルの調査でもダウン症児がいる家族の方が離婚率が低い傾向にあります。
この論文はデータ以上の情報はないようなので想定の範囲となります。
もしかしたら日本でも同じ傾向かもしれませんが、国内における調査結果は、見つけることはできませんでした。
そこでアンケート調査をさせて下さい。
とてもプライベートなことなので無理にアンケートに答えて頂く必要はありません。
ご協力していただける方だけで結構です。