お人形さんは、いつも健常者がモデルです。
障がい者をモデルにした人形はほとんどありません。
お人形の世界では、障がいはないことになっているのです。
ニュースで見つけましたが、なんと車いすバービー人形か登場しました。
バービーが義足を付けています。
義足は取り外しができるそうです。
バービー人形は、世に出てから60年経ちます。
基本的にバービー人形は白い肌とブロンドの髪でしたが、世の中の多様性に合わせて100以上の新たなタイプが加わったようです。
肌の色、体型もさまざまです。
車いすバービーは、リクエストが多かったといいます。
自分たちと似た人形があることは、自分を肯定的にとらえることができると言います。
このように人形の世界にも多様化の波が押し寄せているようです。
ところでこのような変化は、聴覚障害を持つイギリス人の女性が始めた#ToyLikeMe運動によるものが大きいようです。
世の中、車いすの人、補聴器を付けている人などいろんな人がいるのに人形は、健常者ばかり。
全ての子供たちが自分たちみたいな人形があるという思いから、イギリス人の女性がSNSで広めました。
レゴ社への2万人の署名を集めて請願を行ったそうです。
その結果、車いす人形が入ったレゴブロックセットができたそうです。
次のレゴセットがそうです。
写真が小さくて見えにくいですが、車いすのレゴブロックが写っています。
これからもこのようなおもちゃが増えてくると思います。
とても良いことです。
ダウン症児のバービー人形もできるかもしれませんね。