少し古いニュースになりますが、緑茶に含まれる成分がダウン症者の脳機能の改善に効果があるという論文が6月に発表されました。
この論文は、英医学誌「ランセット・ニューロロジー」に掲載されたものです。
1年間の臨床試験でダウン症者の記憶力等が改善し、その効果が6か月も継続したそうです。
どうも緑茶に含まれているカテキンにより、脳機能の働きを改善したとのことです。
具体的には、ポリフェノールの1つであるEGCG(エピガロカテキン・ガレート)という成分による効果らしいです。
16~34歳のダウン症患者84人に対して臨床試験を行ったそうです。
別な研究では、健康な緑茶を飲むと記憶力が向上したという報告もあるようです。
しかし、まだ研究段階であり、直ぐにダウン症の方が緑茶を飲んだからといってすべて人の脳機能が改善するかどうかは分かりません。
またこの手の研究にありがちですが、大量に緑茶を飲まないと効果が出ないようです。
緑茶の飲みすぎは、健康に良くないという話もあります。
そもそも効果がどの程度かもよくわかっていないようです。
将来的にはダウン症の方々の症状が改善する錠剤などが出来れば良いと思います。
ちなみに私は、緑茶を1日に10杯くらい飲んでいます。少々、飲みすぎですね。