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ドイツの出生前診断の現状とは?

ドイツにおいては、35歳以上の妊婦は、出生前診断を行うことが義務づけられています。 保険が適用されるため、無料で出生前診断を受けることができます。 (この情報は事実と異なるため削除しました) 新型出生前診断は、2013年に導入されましたが、中絶に対する反対意見も根強く残っています。 ドイツの良いところは、妊娠葛藤相談所という相談所を全国1500か所に設置していることです。 ここには、専門の相談員がおり、何度でも、しかも無料で相談を受けることができます。 この妊娠葛藤相談所を設置することになったのは、長い時間議論した結果、次のどちらも大切であるという考え方に達したからです。
  • 胎児の命
  • 母親が生むかどうかを決める権利(最後まで育てるのは母親)
十分相談を受けた上で決断できるように妊娠葛藤相談所が支援します。 ドイツでは原則、中絶は禁止されていますが、この妊娠葛藤相談所における相談し、一定の期間を経た場合に認められるようです。 また、胎児に障害があることが分かったときは、医師は妊婦に妊娠葛藤相談所を紹介することになっています。 ちなみに紹介することは義務化されています。 日本では、妊娠葛藤相談所のようなものはありません。医師が相談に乗ってくれる訳でもありません。

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