目次
1.「放課後等デイサービス」の報酬額見直しへ
厚生労働省は、2018年4月に障害者支援サービスの報酬額を見直すそうです。
産業界の平均収支差率は、平均4.7%であるのに対して障害者支援サービスの場合、平均5.9%と高い収支差額だそうです。
特に「放課後等デイサービス」(※)は、約10.9%と更に高い収支差額とのことです。
収支差額が高いということは、利益を出し過ぎているということです。
※放課後等デイサービスとは、障害児向けの学童保育のようなもの
そのため、収支差率が高い「放課後等デイサービス」などの報酬を見直すそうです。
重度の障害児を受け入れた場合は報酬を上げ、短時間のサービスなら下げるといった見直しで報酬額を見直すようです。
背景には短時間のサービスで報酬を稼ぐ事業者がいることがあるようです。
2.短時間の放課後等サービスは利用しにくくなる?
重度の障害児を受け入れた場合は報酬を上げるのは良いとして、短時間のサービスなら報酬額を下げることに対する影響が心配です。
短時間のサービスなら報酬額を下げるということは、収益が少ない短時間のサービスは受けにくくなる可能性がありそうです。
短時間サービスの報酬額を下げることによる影響を分析したのかどうか疑問があります。
社会保障費の伸びを抑える必要があることは理解しますが心配です。