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ダウン症児のブログ等を見ていると、比較的良好な軽度の子が多いように感じます。
しかし、ダウン症児が全て軽度では有りません。
私たちのダウン症がある早希ちゃんは、重度の部類です。
ダウン症児の成長の程度は、軽度から重度まであり個人差が大きいと言われています。
ダウン症児の障がいとは
ダウン症児の障がいといった場合、大きく「臓器の働き」と「能力」の2つがあると思います。
臓器の働きに障がいがある
心臓病、消化管疾患などです。
障害というよりは病気といった方が良いかもしれません。
生まれつき、心臓病、消化管疾患などに障害を持っているダウン症児は多いようです。
私たちの早希ちゃんは、こちらの方は奇跡的に何も問題ありませんでした。
知的に障がいがある
知的障害かどうかは、知能指数が70未満および日常生活能力(※)の程度から判断されます。
※自立機能、運動機能、意思交換、探索操作、移動、生活文化、職業等
知能指数と障害の程度の関係は、以下のようになります。
区分 | 知能指数 | 障害の程度 |
Ⅰ | ~20 | 最重度知的障害 |
Ⅱ | 21~35 | 重度知的障害 |
Ⅲ | 36~50 | 中度知的障害 |
Ⅳ | 51~70 | 軽度知的障害 |
ダウン症児の知能指数の平均は50くらいと言われています。
平均が50くらいといってもばらつきの幅は広いようです。
私たちの早希ちゃんは、重度知的障害(知能指数21~35)となります。
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他の子と比較してしまう?
やはり、つい他のダウン症児と比較してしまうことがあると思います。
比較はキリがありません。
重度の子であれば軽度の子と比較し、軽度の子であれば健常児の子と比較してしまいます。
健常児は健常児と比較してしまいます。
参考記事 他のダウン症の子と比較してしまう
このような比較は、ストレスが溜まるのではないでしょうか。
私たちも最初の頃は、他のダウン症と比較していましたが今はしていません。
他の子と比べるのではなく昨日の自分の子と比べれば良いのです。
そしてダウン症児は、成長のスピードが違うだけでいずれは同じ程度になると言っている人もいます。
マラソンを走るとき、それぞれ走るスピードは異なりますがゴールは同じです。
いずれは出来ないことが出来る日が来ます。
長い目で見てあげましょう。