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小学校の副籍問題、早希ちゃんの涙が教育委員会を動かす

副籍とは、東京都立の特別支援学校に通う児童が、地域の小学校、中学校にも生徒として副次的に「籍」を置き、健常児と交流を図る制度です。 詳しくは次の記事に書いたので見てください。 関連記事 障がい児の副籍制度とは ダウン症を持つ早希ちゃんは、現在、特別支援学校の小学部5年生です 小学4年生のときから、副籍制度を使い、近くの小学校に月1回、通っています。 先日、小学5年生になった早希ちゃんは、副籍を使うため、妻と一緒に小学校に話し合いに行きました。 話し合いで小学校の先生からは、小学5年生は、勉強が難しくなり、忙しくなるために早希ちゃんの副籍にお応えできないと伝えられました。 また、早希ちゃんが満足を得られないのであれば副籍はしない方がいいとも言われました。 どうも小学校からは歓迎されていないようでした。 早希ちゃんも一緒に聞いていましたが、可哀想に早希ちゃんは下を向いて泣いていました。 この涙が全てを物語っています。 詳しくは、次の記事を見てください。 記事 副籍の話し合いで感じた先生との温度差 この話は、特別支援学校の特別支援教育コーディネーターの先生を通して、特別支援学校の校長先生まで伝えられました。 特別支援教育コーディネーターの先生がいろいろ動いてくれたようです。 詳しくは次の記事を見てください。 記事 娘の学校の特別支援教育コーディネーターが凄い!! たまたま特別支援学校を訪れていた教育委員会の人に校長は、もの凄い剣幕で怒っていたそうです。 健常児のための教育は知っていても、特別支援教育についてはよく知らない先生が多いようです。 この件により、教育委員会では、小学校の先生の意識の低さを問題視し、小学校の先生全員に対して特別支援教育の講座を開くことになったそうです。 コーディネーターの先生が自ら講師を行うそうです。 とても頼もしいです。 とにかく校長先生とコーディネーターの先生の熱意が凄いです。 小学校から敬遠されていると感じたため、私たちは副籍に行くのを止めようかと話しをしていたところでした。 コーディネーターの先生と校長先生の行動を聞き、とても感動し、再び副籍に早希ちゃんを行かせようという気になりました。 特に私たちの住んでいる地域の学校は、副籍や特別支援教育に関して他の地域よりも遅れています。 特別支援教育コーディネーターの先生からは、遅れている特別支援教育を是正するためのパイオニアになって欲しいと言われました。 コーディネーターの先生からは、次の事例を教えてもらいました。 地域の中学校で副籍している子供は、図書委員になっているそうで、図書へのシール貼りなどを行っているそうです。 2時間かけてシール貼りを行い、中学校ではとてもびっくりされたそうです。 普通の授業でなくても、委員会や部活動での交流ができるようです。 出来ることはいろいろあると思いますが、早希ちゃんが通っている小学校では残念ながらほぼ放置状態です。 副籍を推進している東京都にある小学校の先生が副籍について何もしていないということは職務放棄していることと同じです。 忙しいからという言い訳は通用しません。 ところで特別支援教育コーディネーターの先生は、小学校の5年生の児童についても教育する必要があると考えているようです。 こちらについても、何かしら授業が行われると思います。 このように特別支援学校の校長先生、特別支援教育コーディネーター、教育委員会を突き動かしたのは、早希ちゃんの涙です。 この涙を見て何とかしなければならないと皆さんが感じたのだと思います。 このブログを見ているかどうかわかりませんが、先生方にとても感謝しています。   なお、東京都では、副籍制度は推進されており、早希ちゃんが通っている特別支援学校では、昨年、14%の児童が副籍を使用したそうです。 今年は、67%であり急速に伸びています。 小学校の先生も今までのように健常児の勉強だけ見ていればよい時代ではなくなっています。 改めて学校の先生にも教育が必要であるということを認識しました。 そして二度と早希ちゃんには悲しい思いをさせてはならないと強く決意した次第です。

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