私たちの早希ちゃんは、11歳になりますが言葉はまだ喋ることが出来ません。
今まで「言葉を喋れるようにするにはどうしたらよいか」という点で療育を考えてきました。
しかし、最近は考え方を少し変えました。
先日、次の記事で紹介した絵です。
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「心」を中心に「精神」、「知性」、「身体」があります。
障がいとは、「心」の周りにある「精神」、「知性」、「身体」に問題があり外部に意思を伝達できない状態であることを記事に書きました。
言葉が喋れないのも、「身体」または「知性」に問題を抱えて外部に伝達できないのだと私は思います。
私たちの早希ちゃんは、「心」の中に言いたいことが山ほどあると思いますが、「身体」または「知性」に問題があるため意思を伝達することができないのです。
そのような中で問題がある「身体」または「知性」を改善しようとしてもうまくいかないのではと思うようになりました。
最近の早希ちゃんを見ていると言葉を喋ることができない「身体」または「知性」を補うようにiPadのアプリの絵カードを使い、コミュニケーションを取るようになりました。
言葉を喋るだけがコミュニケーションではありません。
もし言葉が喋れなかったら代替する別な方法に変えればよいのです。
早希ちゃんにとっては、それがiPadの「えこみゅ」というアプリでした。
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何も健常児と同じようにする必要はないと思います。
「精神」、「知性」、「身体」に問題を持ち、改善が難しいようでしたら代替する何かの方法を探すというのも一つであるということに気付かされました。
恐らく今後も言葉はあまり出てこないかもしれません。
早希ちゃんは今はiPadの「えこみゅ」の使い方を本人が遊びながら学習しています。
1年後にはもっと複雑な会話ができるかもしれません。
ちなみに「えこみゅ」は、名詞+動詞のような簡単な文を作ることが出来ます。
「早希ちゃん」+「ママ」+「お風呂に入る」
のように実際に早希ちゃんが選択しています。
絵カードは追加することも可能であるため、少し複雑な文も作れるようになるでしょう。
早希ちゃんとのコミュニケーションが更に進歩する可能性があります。