「ダウン症児は不幸」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。
そう思ったことがない方もいるかもしれません。
うちの長男は、3歳のときにダウン症を持った妹、早希ちゃんがうまれました。
長男にとって早希ちゃんはいつも一緒にいる存在でダウン症児が不幸とは思っていないようです。
そもそも障がい者全般について特別な意識は持っていないようです。
親が言うのもなんですが、そこは良くできた息子だと思います。
長男が妹がダウン症を持って生まれたからなのか、もともとそういう考え方なのかは分かりません。
でも、このようにダウン症児が不幸ではないと考える人は少数派ではないかと思います。
事実、生まれていた子供がダウン症と分かったとき、多くの方はショックを受けると思います。
この先、どうなるのだろうか、この子は不幸になるのではないかと心配すると思います。
心配するのは当たり前だと思います。
子どもが生まれてきたときから、子どもが幸福になって欲しいと願うと思います。
でもその子に何らかの障壁があったとき不幸になるのではないかと考えてしまうことは、幸福になって欲しいという期待の大きさの裏返しなのだと思います。
幸福になって欲しいと思っていても、この先どうなるのかわからない不安から不幸になるのではないとと考えるのではないでしょうか。
実は支援する制度があるのですが、生まれたての頃は誰も教えてくれません。
ダウン症児が生まれたときに、アドバイスしてくれるような制度はありません。
アメリカでは、個別障害者教育法という法律でダウン症児が生まれた時から支援を受けることができます。
ダウン症に関するアメリカの取り組み「個別障害者教育法(IDEA法)」
生まれてから社会に出るまでの0~21歳まで切れ目なく支援を受けられるのです。
このような制度が日本にもあれば、不幸になるのではないかという不安が緩和されるのではないでしょうか。
さらに最近は、ダウン症者で活躍してる人が増えています。
そのような例が増えて行けば、世間一般的に「ダウン症児は不幸」という考え方は少なくなってくるのではないかと思います。