以前、このブログでお伝えした新型出生前診断の拡大が延期となりました。
2019年6月22日の日本産科婦人科学会で決定されました。
民間クリニックで新型出生前診断を行う人が増えていることから、混乱を避けるため拡大しようとしたものです。
拡大については、国の議論し尽くすまで凍結するようです。
拡大については、賛否両論があります。
新型出生前診断は、検査結果が陽性だった場合、9割以上の人が中絶を選択すると言われています。
命の選別に直結する新型出生前診断には、否定的な意見が多いようです。
しかし、一方でダウン症児がいる親御さんの中にも、次の子は、新型出生前診断を受けるという人も多いのも事実です。
「ダウン症を持った子供がいる」、「身近にダウン症者がいる」方に対して以前、行ったアンケートでは、次のような結果となっています。
- 新型出生前診断は止めるべき・・・ 8.3%(2人)
- 新型出生前診断は実施するべき・・25.0%(6人)
- どちらとも言えない・・・・・・・66.7%(16人)
ダウン症児が身近にいる人でさえ、新型出生前診断は止めるべきという意見は少数派です。
とても悩ましい問題です。