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出生前診断とは
出生前診断とは、生まれてくる子供に先天性の疾患がないかどうか調べるものです。
出生前診断にはいろいろ種類があります。
その中の一つである新型の出生前診断(NIPT)は、2013年4月から日本で受診可能となった検査方法です。
母親の血液中のDNAを調べることで判定されます。
ダウン症であることを判定する精度は、99.1%程度です。
(ダウン症児を妊娠している場合、99.1%はダウン症と判定されるが、0.9%はダウン症でないと誤判定される)
流産などのリスクが少ないことから利用される方が増えているようです。
出生前診断の種類については、次の記事を参照してください。
出生前診断でトリソミー判定の中絶率
出生前診断を受診された方の中で、21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミーと判定された場合、96%が中絶したという調査結果があります。
18トリソミー、13トリソミーの概要については下記の記事を参照してください。
中絶する理由について調査結果は見当たりませんでしたが、障害児の子育ては苦労すると考えている方が多いように思います。
ダウン症と判定された場合、考えて欲しいこと
障害児の子育ての苦労は次第に薄れていく
きれいごとを言うつもりはありません。
確かに大変なこともあります。
でもその大変さは最初だけであり、受け入れられるものです。
例えば私たちの早希ちゃんは、10歳になりますがまだ言葉が言えません。
まだまだ手がかかることが多いのも事実です。
最初のうちは大変でしたが、次第にそれが日常になっていきます。
大変さの意識が薄れていくのです。
その子の未来を想像して見てください
まだ生まれていない、その子の未来を想像して見てください。
例えばこのブログにはダウン症のある私たちの子供についての記事がたくさん記載しています。
遊園地にいったり、旅行に行ったり、私たちの子供の楽しい記録が書かれています。
他のダウン症児のブログを見てください。
子供の楽しい記事、写真が数多く載っていると思います。
そしてまだ生まれていないその子の未来を想像してください。
中絶するということは、その子のこれから起こる楽しい出来事を全て奪ってしまうことになります。
いろいろな事情があると思いますが、一度、立ち止まってよく考えてください。