ダウン症児はとかく頑固であると言われます。
- なかなか動こうとしない、
- そっぽを向いてこちらの言うことを聞いてくれない、
などです。
以前、このブログでもダウン症児の頑固さについて書きました。
なぜ動こうとしないのかは、実は原因があります。
いつもと順番が違うのかもしれません。
順番が違うとダウン症児は混乱するようです。
または、自分がいつも遊んでいたおもちゃを他の子が取ったのかもしれません。
でも言葉を喋れないとそのことを伝えることが出来ません。
先日、私たちの早希ちゃんは、風邪を引いたため、病院で飲み薬をもらってきました。
この飲み薬が大変です。
早希ちゃんは、なかなか口に入れてくれません。
スプーンに入れて口まで持って行ってもそっぽを向かれてしまいます。
そのため、少し強引に口をこじ開けて飲ませることもありました。
ほとんどこの役目は、パパである私です。
早希ちゃんに嫌われるため、私はあまりやりたくはありません。
そこで私たちが考えたのは、飲み薬を飲んだらチョコレートをあげるというものです。
「飲み薬を飲む」→「チョコレートが食べられる」という流れを作りました。
以前、ダウン症児の行動に順序(パターン)があるという記事を書きましたが、これを実践してみました。
関連記事
この方法は効果がありました。
早希ちゃんは、「飲み薬を飲む」→「チョコレートが食べられる」というパターンを覚えてくれました。
しかも、飲み薬とチョコレートを同時に出しても必ず、先に飲み薬を飲んでからチョコレートを食べます。
チョコレートを先に食べることはありません。
きちんと順序を守っています。
これも、ダウン症児の行動に順序があるからでしょう。
このように順序をあらかじめ決めておく方法は、他にも応用ができます。
よる寝る際、歯磨きをしますが以前はなかなか歯磨きをしてくれませんでした。
ところが、最近、家庭用プラネタリウムを寝室に置き、「歯磨きをする」→「プラネタリウムを見る」というパターンを作りました。
そうしたら、いままでなかなか歯磨きをしなかったのに直ぐに歯磨きをするようになり、しかもプラネタリウムを早く見たいので自分で照明を消すようになりました。
関連記事 https://www.down-syndrome.xyz/archives/10766
ちょっとした工夫でいままでなかなか出来なかったことが出来るようになります。
皆さんも行動のパターンを作ってみてはどうでしょうか?