ダウン症は、1000人に1人生まれると言われます。
ダウン症とは、生まれつきの染色体異常です。
具体的には、21番目の染色体が2本となるところ3本となる染色体異常です。
この染色体異常は、卵子が作られる過程で染色体の分裂が偶発的に正しく行われないことで発生します。
この偶発的に正しく分裂されない現象は、母親の年齢が高い程、発生する確率が高くなります。
ダウン症になる原因は、また不明なところはありますが、そのメカニズムは分かってきています。
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なぜダウン症は存在するのか?
この問いに対して「偶発的に正しく分裂されない現象が発生するから」という答えもあると思います。
「偶発的に正しく分裂されない現象」は、コンピュータのソフトウエアのバグ(誤り)のようなものに例えることが出来ます。
しかし、長い進化の過程でなぜこのバグ(誤り)は、残ったのでしょうか?
ダーウィンによれば、環境変化に適用できるように自然淘汰して進化すると言われます。
環境に適用できないものは、淘汰されるということです。(バグが訂正される)
もし環境の変化に適用できないものであれば、染色体異常を引き起こす「偶発的に正しく分裂されない現象」はとっくになくなっているはずです。
「偶発的に正しく分裂されない現象」が今も残っているということは、環境の変化に適用していると言えるのではないでしょうか?
そのように考えると決してコンピュータのソフトウエアのバグ(誤り)ではなく、環境に適用するための何かしら意味のある仕組みと考えることが出来るのではないでしょうか?
ダウン症は、人間以外の動物にもあるようです。
となるとダウン症の存在は何かしら意味があると考えるのが自然です。